徳川時代のお寺の数々、パワースポットとしても有名な日光二荒山神社、ヨーロッパの大使館別邸も建てられるほど自然豊かな中禅寺湖周辺など、世界遺産の日光と風光明美な奥日光には魅力がぎっしり。さぁ、日本を代表する観光スポットへ行ってみましょう!

3つの社寺からなる世界遺産
日光の3つの社寺が世界文化遺産に登録されたのは、1999年のこと。建造物については「天才的芸術家による人類の創造的才能を表す傑作」であること、古来の神道思想に基づく信仰形態については「自然と一体となった宗教空間を創り上げ、今なお受け継がれている」ことが評価され登録されました。
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関東有数のパワースポットとして知られる神社
世界遺産に登録された「日光の社寺」のひとつ。日光二荒山神社は、広い敷地内に歴史的な建築が並ぶとともに、木々などの自然とも融和した境内を持つ美しい神社です。
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日光二荒山神社
栃木県日光市山内2307
関東を代表する強力なパワースポットとしてしられ、良縁や金運アップを目的に、訪れる人が絶えません。ぜひ、訪問したら絵馬に願い事をたくしてみましょう。

江戸人も仕掛けも、まさに江戸時代。日光江戸村を訪れる。
江戸ワンダーランド日光江戸村を訪れて、まず驚くのは、江戸人の所作。身のこなしや話し方など、まるで江戸時代に迷い込んだかのような気持ちにさせてくれます。建築や園路も、江戸時代の雰囲気を重視してつくられているため、園内のどこで写真撮影をしても、インスタ映えは間違いなし。
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体験型のメニューでは、忍者に変身して修行したり、煎餅を焼いたり、当時のお化粧も体験することができます。ランチやディナーも、飲食店が数多く用意されているので心配不要。「山くじら」の「焼き鴨めし」は、たれの甘辛さと鴨のうま味のコラボレーションが絶品です。国内でも珍しい江戸体験を、ぜひお楽しみください!
中でもおすすめは、「変身処〜時空〜」。侍や忍者、町娘、良家の娘など、さまざまな江戸時代の衣裳に着替えることができます。もちろん、女性には、髪結いのメニューも用意されているので、身も心も江戸人になれること間違いなし。変身して園内を散歩していると、さらに町の江戸人が江戸時代の所作で話しかけてくれます。
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思わず感嘆の声が出る、精巧な102の世界遺産ミニチュア
日本や世界の遺跡・建築物を25分の1で再現した東武ワールドスクウェアは、日本最大のミニチュアパーク。世界21の国や地域から選んだ作品が展示されており、その精巧な仕上がりには、思わず感嘆の声が挙がります。
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代表的な作品は、エジプトのピラミッドや中国の故宮、カンボジアのアンコールワット、ギリシアのパルテノン神殿、フランスの凱旋門など、世界遺産に登録された建造物で、一度は行ってみたいところばかり。国内の展示には、あなたの出身地域のものもあるかも!?
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作品内には合計で14万体を超す人間のミニチュアも置かれていて、臨場感に拍車をかけています。もっと作品について知りたければ、有料の音声ガイドシステムをレンタルしてみましょう。別売りのプレイカードは、作品前のカードリーダーに入れると、人形が動き出す仕掛けになっています。国会に歴代の首相が登場したり、故宮では映画ロケをしている様子が再現されるなど、思わず見入ってしまいます。SNSで人気の写真撮影方法は、巨人になったようにポージングすること。ぜひ、撮影してアップしてみましょう。

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中禅寺湖
高度1269m、日本で25番目の大きさの湖へ
日光市内からバスに乗り、いろは坂を上りきると、奥日光エリアの入り口とされている中禅寺湖が出てきます。男体山の噴火によりできた堰き止め湖で、最大水深163m、周囲約25kmの規模。もともと魚はいませんでしたが30年ほど前から放流が行われ、いまではヒメマスなどのスポーツフィッシングを楽しむことができます。見渡す限り大自然の風景は、清々しく、高山の動植物の宝庫となっているため、時間があればトレッキングも楽しんでみましょう。
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日本三名瀑のひとつ、華厳の滝の迫力に圧倒される。
落差97m、滝から流れ落ちる水の量は平均で1秒あたり3トン。和歌山県の那智の滝、茨城県の袋田の滝と並び、日本三名瀑のひとつに数えられています。四季それぞれの美しさがありますが、雪溶け水で水量が増える春と、紅葉の秋は特におすすめの季節。滝を正面に臨む観瀑台へは、有料のエレベーターを使ってアクセスします。階下に降り、トンネルを抜けて滝が目の前に現れると、誰もが「うわっ!すごい!」と驚きの声を挙げることでしょう。もうひとつの代表的な華厳の滝を見るスポットは、明智平。第二いろは坂の中腹から明智平ロープウェイでアクセスできます。中禅寺湖や男体山も一望できる大パノラマの展望は、旅の記憶に残ることでしょう。

日光の春
日光エリアに春の訪れを告げる最大の行事、日光二荒山神社の弥生祭は、毎年4月13日から17日までの5日間にわたって開催。伝統的な日本の神事に則って行われますが、特に最後の2日間は、氏子地区の11の町から「花家体(屋台を花で飾ったもの)」が登場し、神社の参道を駆け上がるなど、クライマックスを迎えます。人々も自然も、これから春を迎えるという雰囲気に包まれ、格別の滞在となるでしょう。
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日光の夏
夏に日光を訪れたら、ぜひ試してほしいのが、天然氷をつかったかき氷。冬に自然の中でゆっくりと凍らせた氷は、ほんのりと甘く、口の中に入れると、まるで綿菓子のように優雅にほどけていきます。現在、氷を作り保存する氷室はわずか3つ。食べられるお店は日光市内や今市市内に点在しています。中でもおすすめのシロップは、栃木県名産のとちおとめを使ったものです。
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日光の秋
日本有数の紅葉スポットとしても名を馳せる日光と奥日光。エリア内の高低差は2000m程度もあるため、標高が高い所から順に紅葉してゆく様子を眺めることができます。大自然の奥日光、高低差があり広葉樹も多いいろは坂、世界遺産の社寺が建ち並ぶ日光と、秋の長い期間、どこかしらに見どころがあることも魅力。例年、奥日光は10月初旬から、日光市街は11月中旬~下旬がシーズンとなっています。
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日光の冬
鬼怒川温泉からさらに北西へ約20kmの場所にある湯西川温泉では、冬に日本夜景遺産に認定された、かまくら祭が開催されます。地元の人たちがつくった1,000個を超えるミニかまくらの美しいライトアップを楽しめる上、例年、かまくらの中でBBQを楽しむイベントも開催されています。温泉も食も観光も楽しめるスポットです。
心もおなかも満たされる奥日光の地産地象グルメ

日光の食の魅力は、ガイドブックで紹介されている湯葉や蕎麦だけではありません。栃木牛は、エリアを代表する食材のひとつ。中禅寺湖の景色を一望できる「メープルレストラン」で、栃木牛の手ごねハンバーグを食べてみましょう。ジューシーな肉と香り豊かなソースのコラボレーションは、絶妙のハーモニーを奏でます。レギュラーサイズのほかに、300gのビッグサイズも用意されています。
京浜急行バス 運輸部営業課 TEL:03-3280-9177(平日のみ 9:30〜18:00)

椎山なつみ
舞台やイベントで活躍中の女優・タレント、椎山なつみさんが、おすすめの観光スポットをたくさんレポートしてくれました。